慰安婦を考える。
ある慰安婦についての本を読みました。
そこには 悲しくもおぞましい慰安婦の実体が書かれています。小学生時代の友達に「紡績工場で働けるから」と誘われ一緒にソウルに来た中学生の彼女は、旅館のような建物に泊まります。翌朝、友達はいなく、やがて50代の女性が現れ「お前の友達は借金を返さず逃げた、だからお前が返せ」
韓国人にとって、友達は一心同体らしく、素直に友達の責任を被ったそうです。連れていかれたのは 体を売る場所、、そこで初めて友達に騙されたことをしります。
お客をとるのが嫌で悲しんでいると、女主人が「鎮痛剤」をくれます。一錠飲むともう一錠欲しくなり、二錠飲むと三錠欲しくなりと「鎮痛剤」を飲まないといられなくなります。薬を飲むと我を忘れてお客が取れます。こうして私は麻薬漬けにされました。ある日 置き屋から逃げ出し警察に行きました。しかし、警察官は「借金をそのままにして逃げるのか」と置き屋に連絡し戻されました。結局、17回も堕胎を繰り返しました。中絶後も休む事は許されず、薬と冷たい水を一杯ほど飲んでまた働く事が通常でした。
実は、これは朝鮮戦争時の米軍慰安婦の声です。彼女達は まさに性奴隷です。当時、韓国政府は彼女らを「ドルを稼ぐ愛国者だ」と称えていました。当時、米軍慰安婦は約二万人、彼女達が稼ぎ出す外貨は 現在の価値で 年間 約150億円でした。
戦前の日本では、政府や軍がこうしたことが起きないよう数々の対策を行っていました。朝鮮総督府は、女性を騙すブローカーを取り締まるため、警察官を増員させています。当時の朝鮮新聞でも「少女を略取して置き屋に売り渡したブローカーを逮捕した」等の記事がたくさん見ること出来ます。
1994年、国連にこのような慰安婦の声を 日本軍の慰安婦の声として取り上げ 慰安婦は性奴隷だったと結論付けました。国連で取り上げたのは「クマラスワミ報告書」 これは クマラスワミ女史が平壌、ソウル、東京で会った元慰安婦たち16名のうち四例の証言が引用された報告書です。 その報告書は誰が その慰安婦なのかが検証も出来ない証言でした。 中には 米軍慰安婦と思われる証言も入ってました。
全く、誰の証言なのかわからない、検証が出来ない平壌の慰安婦の証言では
「日本人守備兵の一人に襲われ、トラックで連れて行かれた。そこで数人の警察官にレイプされた。恵山市の日本陸軍守備隊に連れて行かれた。そこには朝鮮女性が400人くらいいた。毎日、5000人を越える日本兵のため性奴隷として働かされた。一日に40人の相手をした。少女を裸にして手足を縛り、釘の出た板の上にころがし、釘が彼女の血や肉片で覆われるまでやめなかった。最後に少女の首を切り落とした。日本軍兵士が朝鮮人の女達が泣いているのは食べるものがないからだ。この人間の肉を煮て食べさせてやれといった。少女の局部に熱した鉄の棒を突っ込んだ。少女の半数以上が殺害された」
これは明らかに 北朝鮮の政治的なプロバイダです。このような類いの不誠実で検証もされない「証言」が 性奴隷、性暴力、人身売買などを示す根拠とされています。それは 何故なのか、というところに「従軍慰安婦問題」の本質が潜んでいます。
ここで一つ 東京裁判での事実を書いておきます。 東京裁判では
①平和に対する罪【A】
②通例の戦争犯罪【B】
③人道に対する罪【C】
の三つを戦争犯罪と規定しています。
この【C項】 人道に対する罪は、「国家もしくは集団によって一般の国民に対してなされた謀殺、絶滅を目的とした大量殺人、奴隷化、捕虜の虐待、追放その他の非人道的行為」と定義されています。
もし 慰安婦の「性奴隷制」が事実なら、それは明らかに【C項】「人道に対する罪」に相当します。しかし、終戦後 約50年間、長らく 日本との交戦国のなかにも、日本統治下にあった韓国や台湾にも従軍慰安婦の「性奴隷制」があったと主張する発言がなかったのは 紛れもない事実です。 1990年代、韓国で盧武鉉大統領が誕生してから突然現れた韓国の主張です。
