もふもふ大好き 怪盗仏陀

のんびりと更新します。

BCLの話。 海外の日本語短波放送を聞く。




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ラヂオプレス」って知っていますか? 80年代のニュースには「ラヂオプレスによりますと、、」とよく紹介されていました。 冷戦時代に北の動向を短波ラジオで聞いてニュースを発信していました。 今も活動しています。私は 70年代にそんな組織があるんだと スパイ映画を彷彿させる活動にワクワクしました。

 

当時の組織の活動は 朝鮮民主主義人民共和国の朝鮮放送の24時間傍受や ソビエト連邦共和国のラジオモスクワの24時間傍受などしていたようです。BCL界隈では有名な話で 別に秘匿する組織でも神秘的な組織でも無いので安心して下さい。 「ラヂオプレス」ホント 懐かしい名前です。名前を聞いただけで 当時少年だった あの心踊るワクワク感が甦ります。


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BCLとは 海外短波放送や中波のラジオ放送を聞いて 受信報告書を放送局に送り、ベリカードと呼ばれる受信証明書を集める趣味です。

70年代に流行りました。少年たちは高価な短波ラジオを買って 大きなアンテナを庭に立て楽しんでました。 今のインターネットのような楽しみがありました。

 

当時、韓国、北朝鮮は日本語放送もやっていて よく聞いていました。 北朝鮮からのジャミング【意図的に混信させ聞こえなくする妨害電波】で 韓国放送を聞くのも大変でした。お互いにジャミングしあってました。なので、すぐに放送周波数を変えて放送していました。

 

今でも韓国と北朝鮮は日本語放送をしています。 当時、北朝鮮は「暗号放送」というのがあって日本向けに数字の羅列を放送していました。日本にいるスパイに送っていると誰もが思っていました。90年代後半になり その数字の羅列を解読した文書が出て やっぱりと思いました。


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私は 北朝鮮や韓国の動向に無頓着で 両方の放送局に受信報告書を送りました。先に朝鮮放送局からベリカードが届き 中にはたくさんの切手や切り絵など入ってました。一方、韓国放送局は返信が来ません。何年も送り続けましたが 一向に返信は来ません。後で知ったのですが 朝鮮放送の番組で 私の手紙が 紹介されたそうです。 韓国側はそれを傍受していて 私の受信報告書を無視していたんだろうな と感じました。 それだけ 両国は神経を尖らしていました。 今でも両国は休戦中です。

 

韓国の文在寅大統領は今、南北経済協力で日本に立ち向かうと言っています。 正直 私には信じられません。