私は ももクロに、夏菜子さんの笑顔に助けられました。
私は ずいぶん長く社会人をやって来たので 相当 世の中の泥水を飲んで来たんだろうと思う。
人に何度も騙され裏切られ爪弾きにされサンドバッグのように殴られ散々バカにされた。しかし私は反抗した。どんなものにも負けずに言葉を発した。そして その度に管を巻き飲み明かした。そして、泣いて泣いて笑って寝た。
でもそれは致し方無いこと。
今 現実に目に見える環境は 私が自ら作り上げたもの。人生の分岐点はたくさんある。私も その中で自分で選択をしてきた。そして 自分の一番居やすい環境を作ってきた。しかし、その選択をするたびに僅かに理想からはずれて来たのだろう。
疲れはてた。もう疲れた。人生経験が豊富と言われるが まぁこんなものだ。まだまだ人生はあるが 昔のように夢や希望が見えなくなっていた。将来も ある程度見える。 あの理想に燃えていた20代 30代を思い出す。良かったなぁ とつくづく思う。金は勿論ないが夢があった。その夢が何度も現実になっていった。 そして 回りも私を必要としていた。
しかし もう私の時代は過ぎた。仕事を教え続けた彼らも今はもういない。「老兵は 只、静かに去るのみ」しかし 私は老兵なのだろうか? そんな気が全くしない。
もうイヤだ。もうホントに疲れた。心底、疲れはてた。
しかし、そんな時に現れたのが「ももいろクローバーZ」… 目眩がするくらいの無邪気さ…何かに挑戦するたびに無邪気に泣いて笑っていた。
特に、夏菜子の笑顔にやられた。それ以降 しょっちゅうYouTubeで ももクロを検索していた。それを半年も続けていた。そして いつか彼女らのライブを観てみたいと思った。彼女らの一生懸命さに我を忘れて大声で叫びたいと思った。ライブなんて 90年代以降行ってなかった。最後に行ったのは ポール・マッカートニーのライブだ。友人がチケットが余ったと誘って来た。それ以来のライブ。
自らチケットを購入してライブに行くのは 80年代のサザンオールスターズ以来だ。しかし 当初 ももクロのライブチケットの買い方が全く分からない。街のチケットぴあで探しても取り扱いはなく 途方に暮れてしまった。
結局 チケットは取れずじまい。そのライブの様子を後日 ネットやDVD で見るだけになってしまった。それが2011年のももクリだった。
その感謝を忘れずにと インスタで 毎日ももクロの話題を投稿している。そして、この5月のゴールデンウィークで4年目に突入する。ももクロがあの時 私を助けてくれたことは 今後もズーと忘れません。 ありがとうももクロちゃん。ありがとう夏菜子さん。