名前って 何でついてるの?
名前…
(写真は 名前を一般公募した『彩浜 サイヒン』です)
名前はなぜあるの?
一番大切なことですよね。 私は 人の名前をよく間違えて 何度も恥ずかしい思いをしています。人には必ず 名前があります。両親や家族が 大切な愛すべき授かり物の赤ちゃんの未来にいろんな願いを込めて名前を付けます。 昔は 子供がいっぱいで 次郎、三郎、四郎~八郎などと 名を付けたようですが…。今では それは珍しいと思います。
動物ならどうでしょうか。ペットには名前を付けますね。犬なら「シロ」や「ポチ」…あーりんなら「チロちゃん」ですかね。猫なら「たま」「くろ」「ドラちゃん」とか…でも すべての犬や猫に名前が付いているわけではありません。野良犬や野良猫には 名前が付いていません。簡単な理由ですよね。「どうでもいいもの」には普通 名前はありません。
名前があるのは 自分にとって特別に大切な愛すべき動物だけです。ペットは家族の一員で どうでもよいものではありません。名前を付けること-それは 自分にとって特別な意味を持つものとして 他と区別するためです。
なので 樹木一本一本に名前が無いのも分かります。おじいさんが盆栽の松を大切に育てていて それに「五郎松」と名前を付けることもあります。 「大切なものとして他と区別すること」これが 名前を付ける意味です。ただ それだけなら すべてのものに「一番、二番、三番」と番号を付けるだけで区別できますよね。そんな名前を付けられたらイヤでしょう。それが 名前を持っているもう1つの意味です。
名前は『ことば』です。『ことば』には意味があります。その『ことば』で 指めされるもののイメージができます。美しい名前なら美しい人を、強そうであれば強そうな人を想像します。赤ちゃんに名前を付けるとき 両親は様々な願いや祈りを込めています。皆さんも ご両親に「どうして こんな名前を付けたの」と聞いたことがあると思います。まだだって方は ぜひ聞いてみて下さい。
あだ名は 区別の目的ではないので 性格や様子をうまく表現することが中心になります。また 他と違う表現だったり、目立ちたいという人は 電話帳の最後に載るような名を付けたりします。
90年代 SNSのアドレスが 売り買いの対象になりました。 高いものでは 何百万もの値段がついたと聞いています。 ネットの世界では 分かりやすく目立つアドレスがすべてですからね。 しばらくすると 大手企業の名前のアドレスが 全く関係ない人物の所有になっていたりと 混乱の時期がありました。全てのアドレスが 取引の対象になっていたのでしょうね。
世の中 新しいメディアがどんどん出来て その後 成長します。 まず 一番先に必要なことは 名前を付けることです。世の中で一番最初に そして一番大切なこと。それは「名前を付けること」なのです。
天国のでたらめ の一節。
ねえ 名前なんだっけ
どこで会ったっけ
いつのことだっけ
なにをしてたっけ
どんな顔だっけ
どんな声だっけ
どんな人だっけ
どこが好きだっけ
を聴いて…。