もふもふ大好き 怪盗仏陀

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タクシードライバーに影響されて


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10代の時に影響された映画といえば、たくさんありますが強いて云うと、このタクシードライバー です。

 

1976年制作の映画です。主演はロバートデニーロ。ベトナム戦争は何のために始まって、その後の米国ではどんなことが起きていたのか。そんな事に興味を持っていた当時の私に、 何気なく入った映画館で出会った映画でした。見たあともの凄いショックで、暫く主人公のトラヴィスの心境になっていました。f:id:mickymagicabc:20200719111656j:image

何か分からないが漫画「愛と誠」の誠の心境とトラヴィスの心境が一緒なのかもと、私は勝手に解釈し、その後は社会や学校の体制を斜に構え見ていた気がします。

 

ベトナム戦争帰りの元海兵隊員が、ニューヨークに戻り、タクシードライバーになって数々と物語が続くストーリーでした

 

カッコいいと思ったシーンは、拳銃を買い腕先から隠し拳銃が飛び出してくる装置を作っているシーンでした。

 

鏡に映る自分に向かって「You talkin' to me?」と言うシーンは 暫く真似したセリフでした。 アイリスと名乗る少女(ジョディ・フォスター)の可愛さにも 魅了されました。

 

私はこの映画を見るまでは、アメリカに憧れがありました。 しかし、タクシードライバーに流れるニューヨークの実社会を見て なんて怖い環境なんだとをいう印象を受けました。

 

ちょうどその頃、テレビでミッキー安川さんのドキュメンタリー番組がアメリカの内情を紹介していました。f:id:mickymagicabc:20200719110049j:image

ミッキー安川は その後あれは全て演出だったと告白している】

とても ショッキングなシーンの連続で 麻薬取引の現場や黒人スラム街に潜入、ポルノ街の取材など アメリカの裏の顔を取材していた。 何度も命の危険に晒されたとテレビでは言っていた。 これも ミッキー安川が主導した演出。でっち上げでした。

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完全に信じていた私は「ニューヨークってそんな街なのか」と憧れだったアメリカに幻滅しました。そんな時に出会った映画でした。 タクシードライバーで登場するニューヨークの街は、荒んでいて犯罪が横行する危険な街でした。 今までベトナム戦争中のアメリカを応援していた自分に幻滅すら感じました。逆に、この映画で敵国ベトナムにシンパシーを感じるきっかけにもなりました。

 

私は、北ベトナムの指導者 ホー・チ・ミンに関する本を何冊か読み、高校の疑似面接体験では 「尊敬する人は誰か」と聞かれて「ホー・チ・ミン」と答えました。f:id:mickymagicabc:20200719111246j:image

その後の先生達の態度が一変し、全生徒の中で、その名前を出したのは お前だけだと言われ、以降 全生徒の中で要注意人物となってしまったようです。

 

この映画に影響されたアメリカの若者はたくさんいるらしく、レーガン大統領暗殺未遂事件を起こした犯人も その一人との事です。

テレビや映画の影響力って怖いですね。

 

ただし、何でも信じてしまう若者は、その能力自体特別な能力で素敵なことだと思います。青春時代に、どんな映画を見て、どんな本を読むか、そして、どんな人に出会うかでその人の将来に繋がるきっかけや指針になるかも知れません。

 

ただ 私の場合は、20歳まで社会に対し斜に構えた態度でいました。それは映画タクシードライバーに影響されていたのかも知れません。