もふもふ大好き 怪盗仏陀

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クローバーとダイヤモンドを読み解く

クローバーとダイヤモンド
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さて 久しぶりに ももクロ曲を読み解きたいと思います。 今回は 10周年記念の曲と言っても過言ではない曲…「クローバーとダイヤモンド」です。

まずは ちょっとした豆知識から…

この歌詞の中に ♪"雨の日も風の日も負ケズニ" とあります。 皆さん ご存知のように 宮沢賢治の 「雨ニモマケズ」から拝借しています。

雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラツテイル…

一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ小サナ萱ブキノ小屋ニイテ
東ニ病気ノコドモアレバ行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニワタシハナリタイ

南無無邊行菩薩
南無上行菩薩
南無多宝如來
南無妙法蓮華経
南無釈迦牟尼
南無浄行菩薩
南無安立行菩薩


これは 賢治が亡くなる二年前、1931年 宮沢賢治が闘病中に使っていた手帳に書かれていたメモで 当時の賢治の願望を書かれています。 更に 法華経への帰依、強い信仰心…その法華の生き方、 法華の精神を体現したいと願っています。

豆知識どころでは なかったですね。 宮沢賢治ももクロ映画 「幕が上がる」で劇中劇の題材になっている 「銀河鉄道の夜」の作者なので モノノフには馴染みがありますね。

さて 「クローバーとダイヤモンド」


♪"今までの悩み、苦悩は
明日の夢の種 冬を越えれば
芽がでるのか?
そこでツボミが開くのか?
ストーリー 辛いことばかり
今は根をはり
枯れず大切に
咲かせる白い花 "


ももクロの10年間は 決して楽な道のりでなかったのは 皆さん知っていますよね。一人ひとり 同じ景色を見ることもあれば それぞれが違う視点で それぞれの立ち位置で 見たり、感じたり、乗り越えたり、あきらめたり、そんな10年間だったと思います。 それは ももクロに関わる 全て方々 スタッフさんにも云えます。 ももクロメンバー、スタッフ 、関わりのあった方々 支えてくれた全ての人… 勿論 私達 モノノフも含まれています。
この曲は その全ての方々に感謝を込めた一曲。ありがとうの曲です。


白い花は美しく、気高く、綺麗な花を咲かせます。 その根を張るために 悩み、苦しみ 、泥臭く 何度も挫折してきた。ツラいことばかり… 白い花 とは「ももクロの将来の夢」と読み解きました。


♪"雨の日も風の日も負ケズニ
ここに立ち続けたい
晴れの日は大空に向かって
伸びてく四つ葉のクローバー
我が道を堂々と
揺るがない心
行く道は煌々と
太陽が照らしてる"


宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の部分です。この歌詞に 賢治の詩が内包していると感じた途端に ぐっと この部分の意味が深く感じませんか?

どんなに苦しくても 必ずや 未来は開ける…夢を信じてわが道を進む。揺るがない心。 いく道は必ず 太陽が照らしている。 ももクロ… 四つ葉のクローバーの未来の夢を目指して。それは ももクロを支えてくれた 全ての方々の それぞれの未来の夢、それぞれの いく道に煌々と太陽が照らしていると 願い歌っています。


♪"今までの涙、苦労は
誰と何の為?
月日をかけて見つけたんだ
これは誰にも渡さない
ストーリー 続く物語
1人じゃ辿り
着くことのできない
また新たな旅に "


♪"荒れ果てた海原に
航海に出て後悔はない
星のない大空で
頼りは路示すダイヤモンド
我が道を堂々と
揺るがない心
行く道は煌々と
未来は輝いてる "


ダイヤモンドとは 私達 モノノフが指し示す色とりどりのサイリュウムかもしれません。


♪"見えないゴール
不安な日もある
めげずに前に進んでく
愛のスコール
鳴り止まぬアンコール
声を聞かせてよ!"


モノノフのアンコール。愛のスコール。

(1.2.3.4!)


♪"雨の日も風の日も負ケズニ
ここに立ち続けたい
晴れの日は大空に向かって
伸びてく四つ葉のクローバー
荒れ果てた海原に
航海に出て後悔はない
星のない大空で
頼りは路示すダイヤモンド
我が道を堂々と
揺るがない心
行く道は煌々と
桃色に変えて行く"



作詞 Lyricsさんのコメント。

10年が過ぎていったのだろうなと思い、その日々を思い出として、振り返るだけではなく、しっかり消化できて、明日をつくる何かになるように、僕が遠間にみた、想像したももいろクローバーZ。をクローバーとダイヤモンドに重ねて。
綺麗なものだけでは、語れない泥臭さを、これからも気高く、けれど柔軟に、ひたむきに、一生懸命に、時代を生き抜く覚悟、支えてくれる人たちへのありがとうのメッセージを、彼女たちの歌から感じとってほしいなと思います。
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