mickyabc’s blog

有安杏果の卒業発言以来 疑心暗鬼になっているモノノフさん。 杏果の卒業と共に他界を考えている杏果推しさん。不仲説を信じているモノノフさん。 そんな方に是非読んで貰いたいと書きました。ももクロを他界する前に是非読んでください。よろしくお願いします。

東京電力OL殺人事件

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渋谷の円山町……渋谷井の頭線神泉駅から渋谷側の高台を上ると目前に建ち並ぶ 約六十件以上のラブホテル。ここ渋谷の円山町は都内有数のラブホテル街です。最近は有名なライブハウス会場が出来 多少 雰囲気は変わったようですが 相変わらず 真夜中のカップルの出入りは激しい。 この円山町ラブホテル街の由来がとても興味深い。



渋谷円山町は もともと芸者などが行き交う花町でした。しかし 現在に繋がるラブホテル街の歴史は 一人の男が始めた一軒の連れ込み旅館からと云われています。



彼の名は 杉下茂一。 彼は昭和30年代 富山県岐阜県の県境、標高800メートルの飛騨山系の深い岳に囲われた村に住んでいました。

その山村で 東京電力のダム建設計画が浮上しました。当時 全国でダム建設があり 土地の立ち退きは ヤクザの力を借りたり と強引な取得をする事もあったようです。杉下は その岐阜県高山市荘川に建設される御母衣ダムのダム建設賛成派の一人でした。

水没する355戸 住民は賛成派と反対派に別れ激しい闘争が4年間続いたそうです。 しかし 縁者、地縁で固く結ばれていた各戸、各人は望んだ集団移住もかなわず、ちりぢりとなったそうです。


杉下茂一は その補償金で 渋谷円山町の一体にあった料亭などを買い取り、『竜水』という連れ込み旅館を皮切りに、この街に次々とホテルを建設していきました。 その成功の噂を聞き付け 杉下の親せき 縁者が続々と 飛騨高山の山村から渋谷円山に移り住み 連れ込み旅館や料亭を経営しました。 岐阜グループの人たちの結束は、在日韓国人たちよりも強く、今も この辺り一帯のホテルに白川など、川のつく名前が多いのは、水没した村のことをいつまでも忘れないでいようとする岐阜グループの人たちの気持ちのあらわれと言います。

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1997年(平成9年)3月9日未明。神泉駅前のアパートで殺人事件がありました。後に『東京電力OL殺人事件』とマスコミに取り上げられる事件です。 被害者は 東京電力東京本店に勤務する女性(当時39歳) 彼女は 慶應義塾大学経済学部を卒業し 東京電力に初の女性総合職として入社したエリート社員でした。しかし 退勤後は円山町付近の路上で客を勧誘し売春を行っていたことが判明します。

その後の捜査で 被害者女性の貯金は一億円近くに達していたようで 売春行為はお金の為ではないのが分かりました。彼女は円山町では有名な売春婦だったようで キャリアは10年以上にもなるとの事。休日には 五反田の売春クラブで働き 夜は 渋谷円山町で『タチンボ』をしていました。 彼女の奇行を目撃した人はたくさんいます。コンビニ前で突然 奇声を上げて 歩行者を驚かせたり、女性にも関わらず立ちションをしていた 等……。 マスコミは 事件をセンセーショナルに報道し 被害者の実名、家族構成、 自宅周辺、学生時代、会社の勤務状況、売春客の話など……被害者のプライバシーは全て暴かれてしまいます。
犯人は当時30歳のネパール人と思われていましたが その後 冤罪だった事が分かり 彼は 2014年に釈放され事件は そのまま迷宮入りとなります。

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その後 この事件はノンフィクション作家の佐野眞一がノンフィクション『東電OL殺人事件』を出版し その本は大ベストセラーになりました。

その 佐野のノンフィクション『東電OL殺人事件』で衝撃的な事が発覚します。

実は…… 殺された被害者女性の父親は 東京電力の幹部で 彼は当時 杉下茂一らをダム建設の為に立ち退かせた御母衣ダム建設の責任者で しかも、住民立ち退きに立ち会った人物でした。

被害女性が殺された時には その父親は既に亡くなっていて 被害女性は母親と二人で生活してました。 東京都内に一軒家を持ち 全く不自由のない生活をしていましたが 薄々 娘の行動を変だな?と感じていた母親の話では 父親が亡くなってから 突然 娘の不審な行動が始まったと証言しています。

御母衣ダム建設責任者の娘が そのダム建設で立ち退いた杉下らの作り上げた渋谷円山町ホテル街で 売春婦となり 挙げ句に殺される!
人の縁とは不思議なものです。 ラブホテル街は その性格上 人の情念が強く結び付くと云われますが この大都会東京……渋谷のど真ん中にも こんな不思議な場所があります。

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ダム建設で御母衣湖の湖底に沈んでしまった村は 以前は「飛騨の白川郷」と呼ばれ、合掌造りの家々が数多く建っていた「岐阜県大野郡荘川村」というのどかな集落でした。
現在、 御母衣ダム湖岸には 樹齢450年と推定される2本のエドヒガンの古木があります。御母衣ダム建設によってダム湖底に沈む運命にあった桜を移植し 桜のあった旧荘川村に因んで「荘川桜」と名づけられています。

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私も このダムを見に行った事があります。 ……しかし とても不思議な話ですね。

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この写真は 今でも現存する殺害現場になったアパートです。 驚いた事に その部屋で生活している人がいました。 ビックリです。あんなに有名な事件だったのに……。