神様の神【カミ】の語源は？

神って何？……神の語源は？
あーとうとう 書いてしまうのか？ いつか書いてみたいと思っていましたが…… めっちゃ大変な作業だろうな〰‼👅 最後までたどり着くのかな？ ……ここでの神さまは 日本の神さま……キリストやイスラムの神さまでは無く いわゆる神道の神さまです。

※ 神の語源は近年まで【上・カミ/鏡・カガミ】など色々言われましたが 近年発見された古文書で違うことがわかりました。 漢字の「神」は、祭祀を意味する「示」に音符「申」を付した字で、祭祀および祭祀対象である神霊の類を示すとあります。

しかし 神の語源は？……わからないって云うのが今の現状です。 殆どの日本の神は『古事記』712年編纂の日本最古の歴史書？の上巻の神代に書かれています。

…通称、八百万の神…万物に霊が宿っているとする精霊信仰【アニミズム】と自然に対する畏怖が神として表現されています。そこに 天皇の存在意義・権威付けを付け加え創作しています。

『古事記』には、三〇〇余りの神が登場します。では『古事記』は何のために編纂されたのか？ 序文によれば 第四十代 天武天皇 686年～が 諸氏族が持っている帝記・神話・歌謡・伝承などが事実を伝えていないので 改めなければならないという理由で編纂されました。

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ここで年代順に時代を遡ってみます。天武天皇は673～686年で壬申の乱で天皇中心の統治体制を確立しました。律令国家の成立です。次の持統天皇では国号が『倭』から『日本』に改められました。倭国が中国の歴史書物に登場するのは、弥生時代中期の紀元前150年頃からで邪馬台国・卑弥呼時代は236年です。

魏志倭人伝に登場する国々は その後に大陸から渡ってきた天孫降臨族 天皇家【休氏一族】によって 滅ぼされ 今に至るのではという学者もいます。

古墳時代を過ぎ、更に時代を遡ると弥生時代【B.C.3世紀～】です。私は弥生時代=『倭』と考えています。『倭』とは大陸の中華思想から名付けられました。中国大陸からみれば 東方の日本列島に住居する夷狄【イテキ】蛮族を 蔑む意味を込めて漢字の『倭』【したがうさま・みにくい】という文字が使われました。……ただし 日本では蔑視されているとは認識されず 後には『倭』の字は『和』と表記され、今日の『和風・和服・和食』などの用法にいたります。

次は縄文時代です。所説ありますが 1万1000年前～B.C.3年迄の長い時代の事を言います。縄文とは出土する石器に結った縄で模様を付けた時代を指します。何故 模様を付けたのか？ それは当時の信仰に由来すると最近の調査で言われています。

更に時代を遡ると 後期旧石器時代【岩宿遺跡時代 3万年前～1万年】……その後は 旧石器時代【更新世 約250万年～1万年前】で それ以降は人類文化の証拠はありません。

日本では岩宿遺跡が一番古く それ以前の証拠はありません。この辺りになると ネアンデルタール人とホモ・サピエンスに分類出来ます。人類の祖先はホモ・サピエンスです。亜種のネアンデルタール人は約3万年前に絶滅したと言われています。
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ ここで驚くべき発見がありました。 イスラエルで1万6000年前の墓に花が添えられて死者を弔った後が発見されました。つまり 日本で云う岩宿遺跡時代に人を弔う意識・感情があった証拠です。

人は産まれて生きて死にます。当たり前の事ですが 生死の意識に『嬉しい・悲しい』の感情があることは 何故そうなるのか？という意識も同時にあったはずです。そこに外部からの目に見えない力・不可思議な力・超自然的な力【太平洋のミクロネシアでは マナと言われる力】を畏怖する感情が旧石器時代から 既に人類に芽生えていた証拠です。

人類はもしかすると ホモ・サピエンスの氷河期時代からマナという畏怖する気持ちを持っていたのではないかとさえ思います。

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ここで日本の神【神道の神さま】に話を戻します。神道は世界の宗教の中では 唯一教書の無い宗教です。教祖もいません。

自然・万物に宿る霊を神と表現し 自然への畏怖を信仰心で表しています。つまり 太古の【ミクロネシアではマナ】自然に対する畏怖を神とし表現し祀っています。 まさに八百万の神です。ただ 時代が遡り天武天皇時代に帝記と結ばれ天孫降臨族・天皇家の宗教になりました。神道の最高神は天照皇大神（アマテラスオオミカミ）その子孫が天皇となるわけです。

日本文化の根底にあるものは縄文時代に遡るといわれています。一万年以上も長く続いた文明？は世界を見渡してもありません。縄文時代を文明と呼ぶかどうかは別にして……

世界の四大文明【 エジプト文明、メソポタミア文明、インダス文明、黄河文明】に縄文時代を加えるべきだという海外の学者もいます。縄文時代の遺物には女性や妊婦の姿をよく見かけます。土器は派手に装飾されています。それは早朝の朝露を集める土器ではという仮説が出て そこから縄文人が崇めたものは月ではないか？ 月からの贈り物 朝露の水を集めたのではという新説が出てます。

月と女性 そして妊婦。繋がりましたね。 勾玉は胎内の子供の形を型どっていると言われています。